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【昭和の名車 08】ダイハツ コンパーノ スパイダー(昭和40年:1965年)

Motor Magazine のロゴ Motor Magazine 2019/06/20 12:01 ホリデーオート編集部

昭和は遠くなりにけり…だが、昭和生まれの国産スポーティカーは、日本だけでなく世界的にもブームとなっている。そんな昭和の名車たちを時系列で紹介していこう。(ホリデーオート2018年6月号別冊付録より)

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イタリアンムードの快足オープンカー

ダイハツ コンパーノ スパイダー:昭和40年(1965年)4月発売

当時の日本車としては垢抜けたスタイリング。カタログ値で最高速は145km/h、0-400m加速は18.5秒だった。 © Motor Magazine LTD 提供 当時の日本車としては垢抜けたスタイリング。カタログ値で最高速は145km/h、0-400m加速は18.5秒だった。

ダイハツが戦後初の試作乗用車を発表したのは、1961年(昭和36年)10月の第8回全日本自動車ショーにおいてのことだった。このあたりから同社のイタリアン・デザインへの傾倒ぶりが顕著にうかがえた。

そして翌62年の第9回ショーへの出品作(コンパクト・バン)は、カロッツェリア・ヴィニヤーレのデザインになる作品だった。

木目のインストルメントパネルに黒い4眼メーター。ステアリングの型式はボールナットだが切れ味はなかなか鋭く、ロックtoロックは3.5回転。 © Motor Magazine LTD 提供 木目のインストルメントパネルに黒い4眼メーター。ステアリングの型式はボールナットだが切れ味はなかなか鋭く、ロックtoロックは3.5回転。

同社とヴィニヤーレとの結びつきはきわめて強く、またその作品の出来映えもすぐれており、ワゴン、バンに続いて64年2月に発売されたコンパーノ・ベルリーナ800も均整のとれたシルエットが特徴的だった。

この2ドアのみのベルリーナの屋根をとり払ってオープン化したのが、65年4月に発売されたコンパーノ・スパイダーだった。

エンジンはFE型、直4OHV、958ccで、ソレックスのSUキャブレターを2連装して、最高出力は65ps/6500rpm、最大トルクは7.8kgm/4500rpmを発生した。これに4速ギアボックスが組み合わされ、0-400m加速が18.5秒、最高速は145km/hをマークした。

OHVとしてはリッターあたり出力が世界一とカタログに謳う。ツイン可変ベンチュリーキャブでチューンされて65psと7.8kgmを発生した。 © Motor Magazine LTD 提供 OHVとしてはリッターあたり出力が世界一とカタログに謳う。ツイン可変ベンチュリーキャブでチューンされて65psと7.8kgmを発生した。

ラダーフレーム付きのためオープン化は比較的容易で(サイドシルの断面増大、クロスメンバーの追加などの補強が行われた)、車重も35kg増の790kgに抑えることができた。馬力当り重量は12.2kg/ sとなる。

イタリアン・ルックのボディは“シューティング・ライン”の愛称がつけられたが、価格は69万5000円と、トヨタ・スポーツ800(59万5000円)やホンダ S600(56万3000円)などより約10万円も高いため、その売れ行きは今ひとつ伸びなかった。なお、兄弟車に同一エンジンを搭載したコンパーノGTがある。

気密性にすぐれた幌。脱着には約30秒とカタログにはあるが、実際にはもっと時間がかかった。 © Motor Magazine LTD 提供 気密性にすぐれた幌。脱着には約30秒とカタログにはあるが、実際にはもっと時間がかかった。

コンパーノ スパイダー 主要諸元

●全長×全幅×全高:3795×1445×1350mm

●ホイールベース:2220mm

●重量:790kg

●エンジン型式・種類:FE型・直4・OHV

●排気量:958cc

●最高出力:65ps/6500rpm

●最大トルク:7.8kgm/4500rpm

●トランスミッション:4速MT

●タイヤサイズ:6.00-12 4PR

●価格:69万5000円

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